神戸ビリケンシネクラブ

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2014年 05月 05日

2014年4月のまとめ

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4月13日 ギドン・クレーメル+デイヴィッド・ジンマン指揮チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団 フェスティバルホール
ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲
アンコール ペレシス ヴィオラのための24のカプリス~5番
ブラームス 交響曲第1番
アンコール ブラームス ハンガリー舞曲第1番
A新聞によると、本日のカデンツァにはベートーヴェン自身によるピアノ協奏曲版のカデンツァを編曲したものが用いられるとの事で、
オリジナルのティンパニはそのままに、ピアノがジャンジャカ弾く所を木管重奏とバンダのバスドラムに置き換えたような感じだった。
たしかにヴァイオリン協奏曲のカデンツァとして演奏する場合はピアノを使用しないほうがいいかも。
ただ肝心の演奏はヴァイオリンソロの出だしから音程が悪いのが気になって結局最後まであまり集中できなかった。
クレーメルってこんなんだった?意外なところでがっかりコンサートか、と思われたがブラームスの方は良かった。


4月24日 モイツァ・エルトマン+グザヴィエ・ドゥ・メストレ 兵庫県立芸術文化センター
シューマン 献呈 蓮の花 レクイエム
モーツァルト すみれ 夕べの想い 静けさがほほえみながら
       ピアノ・ソナタ K.545
メンデルスゾーン 初すみれ ズライカ 月 歌の翼に 春の歌
R.シュトラウス ときめく心 サフラン ああ恋人よ、ぼくは今お別れしなければならない 子守歌 星 明日 セレナーデ
フォーレ 即興曲op.86
ベッリーニ カプレーティとモンテッキ~ああ幾度か
プッチーニ ジャンニ・スキッキ~私のいとしいお父様
アンコール R.シュトラウス ひどい天気   シューベルト 万霊節の連祷
R.シュトラウスはまだしもモーツァルトのピアノパートを音が残っていくハープで演奏するのはちょっと無理矢理なふうに感じた。
本日のプログラム中で唯一ハープのために書かれたフォーレの即興曲op.86では、当然ながらピアノからの編曲ものとは全然違って、
メストレの身体がうなりをあげる、男性にしか弾けないパワフルなハープに引き込まれた。
モーツァルトのピアノ・ソナタの楽章間も含め全ての曲間に拍手が入る演奏会となったが、
メンデルスゾーンのズライカの途中でも拍手が起こったのは予想外だった。


4月26日 タベア・ツィンマーマン 無伴奏ヴィオラ・リサイタル 兵庫県立芸術文化センター小ホール
レーガー ヴィオラ組曲第1番
J.S.バッハ ヴァイオリン・ソナタ第1番
      チェロ組曲第3番   
ヒンデミット ヴィオラ・ソナタop.25-1
アンコール ヴュータン カプリッチョ
アンサンブルの中でヴィオラが見え隠れするのが好きだが、今日のような機会はめったにあるものでない。
バッハ、レーガー、ヒンデミットとそれぞれの仕事を敬愛し受け継いできた作曲家達の系譜に沿ったプログラムもずっしりと重みがある。
始めにレーガーの素朴な歌が歌われ、元歌のヴァイオリン・ソナタ。後半は一転して開放感あふれる豪快なチェロ組曲に、最後はやっぱり
ヴィオラの名手がヴィオラのために書いたヒンデミット。これは弟子に当たるタメスティも昨秋大阪でアンコールに取り上げてくれていた。
ツィンマーマンは貫禄たっぷりで余裕の演奏、教授としても長いキャリアや人柄から来るのであろう、人間の大きさといったものを感じる。
こんなすごいリサイタルが企画されてちゃんと完売になり、聴けて本当に有難い。秋のアルカント・カルテットも楽しみにしている。


4月29日 ジェラール・コセ+オーギュスタン・デュメイ指揮 関西フィルハーモニー管弦楽団 ザ・シンフォニーホール
ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲
フォーレ ペレアスとメリザンド組曲
ベルリオーズ イタリアのハロルド
アンコール J.S.バッハ チェロ組曲第2番~前奏曲(コセ)、ビゼー アルルの女~アダージェット
曲目もソリストも申し分ない今回、ずっと聴きたかったデュメイの関フィルにやっと来ることができた。
ロルティの時なども気になっていたが、もっと早く来れば良かったと思わせられた味わい深い演奏だった。
これ見よがしな所の全くない上品な大人の音楽、アンコールがまた美しくも悲しく数日経っても後を引く。
デュメイはソロも取る時がとりわけすばらしいそうなので、次回は是非。

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by aliana-up | 2014-05-05 23:48 | コンサート


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