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2015年 03月 02日

2015年1~3月

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1月22日 アレクサンダー・ガヴリリュク+飯森範親指揮 日本センチュリー交響楽団 ザ・シンフォニーホール
ラフマニノフ パガニーニの主題による狂詩曲 
アンコール メンデルスゾーン/リスト/ホロヴィッツ 結婚行進曲と変奏曲
ラフマニノフ 交響曲第2番 
協奏曲でのガヴリリュクの完璧なピアノに、こんなに素晴らしいのだったら守山でのリサイタルも行けばよかった、ついでに
Bの本店でケーキも食べてくればよかったと思った。
上手い、という意味では最近聴いた中では一番かな。まあ上手い系のピアニストを聞きに行くこと自体が滅多にないのだけど。
ただアンコールの曲はつまらなく感じ、こういうのばかりが2時間近くも続くのならやっぱり行かなくてよかったかなと思った。
交響曲は、最初からラフマニノフ節にどっぷりと浸るつもりで来ているので上品な聴き方とはいえないが、演奏は品が良く、
お約束の3楽章でのクラリネットにもうっとり。

1月24日 井上道義指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団 兵庫県立芸術文化センター
ブルックナー 交響曲第8番 ノヴァーク版
ブルックナーならもっと欲しい、と思った。

2月22日 ピョートル・アンデルシェフスキ+パーヴォ・ヤルヴィ指揮 NHK交響楽団 愛知県芸術劇場コンサートホール
R.シュトラウス 交響詩 ドン・ファン 
モーツァルト  ピアノ協奏曲第25番 
R.シュトラウス 交響詩 英雄の生涯
アンデルシェフスキは来てくれても名古屋までだった。
音色を変えずに音量だけをパッパッパッと落としていく表現にはハッとさせられたし、鍵盤が底まで達した中身の詰まった音での 
長いゼクエンツなど印象的な所も多々あったが、モーツァルトのピアノ協奏曲を実演で聴くときに付き物の、ピアニストが何か
やろうとすればするほど…というフラストレーションを感じた。
(指揮者の頭の?)反射光を防ぐためにピアノの蓋にカバーを貼り付けたのは初めて見たが、手作り感があり微笑ましく感じた。
たまたまピアニストが選んだ楽器がツヤ有りだったんですね。
最前列に陣取った女性客の一団が後半はいなかった。英雄と女性客、相性が悪そうだ。英雄もドンジャカ言って面白いのにね。

2月25日 ピョートル・アンデルシェフスキ ピアノ・リサイタル 東京オペラシティコンサートホール
J.S.バッハ  フランス風序曲
      イギリス組曲第3番
シューマン 精霊の主題による変奏曲
      幻想曲
アンコール ベートーヴェン 6つのバガテル第1,2,3曲       
西宮での幻想曲から何年経ったか、やっとアンデルシェフスキのソロリサイタルに来ることができた。感無量。
イギリス組曲サラバンド les agréments の最後の音、聴いた?
幻想曲第3曲の後半位でふと気がつくと、あたりにはすでに「降りて」来ていて、自分はあとはそこに身を潜めているだけ。
終わってもすぐには動けず手を叩くこともできなかった。

2月26日 キット・アームストロング+秋山和慶指揮 東京交響楽団 サントリーホール
ヴォーン・ウィリアムズ グリーンスリーヴズの主題による幻想曲
サラサーテ       スコットランドの歌 ヴァイオリン 大谷康子
ブリテン        ピアノ協奏曲
アンコール ウィリアム・バード 森はこんなに荒れて
エルガー        交響曲第1番
アンデルシェフスキの2つのリサイタルの間の日は余韻を味わうために何も聴かないでおこうと思っていたが、
今後ブリテンのピアノ協奏曲を実演で聴く機会があるとも思えないので来てしまった。結構楽しみにして。
少年のようなピアニストが登場、切り込むような硬質な音を持っていて、このブリテンにピッタリだと思う。
カデンツァの前の煽りなどは凄まじく、ちょっと狂気を感じた。こんな生きのいいブリテンが聴けて本当に良かった。
アンコールもすっごい。数日後のリサイタルはいかにも集客困難そうな曲目で得チケも出てるし行ってみたかった。
演奏会全体としては遠慮してほしいプログラムも約1曲あったが、エルガーにはじんときた。秋山和慶さん素晴らしい。

2月27日 ピョートル・アンデルシェフスキ ピアノ・リサイタル フィリアホール
J.S.バッハ  フランス風序曲
シューマン ノヴェレッテ第8曲
  (ここでピアノ替え)
シューマン 幻想曲
J.S.バッハ  イギリス組曲第3番
アンコール シューマン ノヴェレッテ第8曲、 ベートーヴェン 6つのバガテル第1曲
せっかくフィリアホールまで来たのに夜だったのでもっと沿線の景色とか見たかった。閑話休題。
この日は一昨日よりも早く降りて来たように思う。空間が小さい分聴き手も集中しやすいし、ピアニスト自身も
ツアー最終日ということもあってか、よりリラックスされていたように感じた。
幻想曲の最後では今日も身動きできず、西宮の時からああアンデルシェフスキのこの曲は特別なんだなと思う一方、
不思議なのが同じ幻想曲の第2曲とかのある種の下手さ。
オペラシティではヒヤヒヤさせられたイギリス組曲ジグは今日は上手く決まっていたけど。
前半でのノヴェレッテもちっとも悪いとは思わなかったが是非後半の楽器でもう一度ということで、プログラムを終えて
エンジンも充分暖まり少し疲れているくらいの方が固さもなく、奔放でスケールの大きなよりより素晴らしい演奏だった。
昨年のバルトーク協奏曲の強力打鍵を思い出した。フィリアホールのお客さんは素敵なプレゼントをもらいましたね。
ゲルネとの欧州ツアーもあるそうだが、ゲルネは大阪で聴いたリーダークライス作品39がこれも心に刺さっているのだけど、
その時のピアノがとても気になることがあったので、アンデルシェフスキで聴いたらどんなにいいだろうかと思う。
ヨーロッパも行きたいけど、また来てくださいね。

3月1日 イェフィム・ブロンフマン ピアノ・リサイタル バロックザール
プロコフィエフ ピアノ・ソナタ第6,7,8番
アンコール スカルラッティ ソナタK.11、 ショパン 練習曲op.10-8
ブロンフマン京都とサロネン+ハーン西宮が同じ日なんて、どちらか選べと言われても選べない、選んだけど。
ホールのせいか楽器のためか、低音が飽和してちょっと聞き取りづらかった。
プログラム後半の8番では譜めくりの人が登場して、ブロンフマンは弾きながら目で楽譜をちゃんと追っていたし、
めくりの合図もしっかりとされていて、あれだけ弾きこんできたレパートリーだろうに慎重な人なんだなと思った。
椅子を高くして身体もむやみに動かさず、指で空中を引っ掻き回すこともなく、エネルギーが全て無駄なく
鍵盤の中に注ぎ込まれる美しい?演奏姿。こうでなくてはプロコフィエフなんて弾けないのだろう。
それぞれの終楽章最後の爆発するところで安全運転をせず、アクセルをもう一回踏み込んでくれる。
これだけの名手がここまで危険を冒してくれるというか、そこにピアニストの心意気を感じた。
打って変わって羽のように軽やかなアンコール…。また来てくださいね。


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by aliana-up | 2015-03-02 21:48 | コンサート | Comments(2)