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2014年 07月 17日

アンドレア・バッケッティ ピアノ・リサイタル

アンドレア・バッケッティ ピアノ・リサイタル_c0188696_13321440.jpg
7月12日 兵庫県立芸術文化センター小ホール
J.S.バッハ トッカータ BWV914
      ゴルトベルク変奏曲

      アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳より
      ただ愛する神の摂理にまかす者 BWV691
      プレリュード BWV846-1
      メヌエット BWV Anh.114(クリスティアン・ペツォールト)
      フランス組曲 第5番
アンコール
モーツァルト 幻想曲 K.397
       ピアノ・ソナタ 第10番
ヴィラ=ロボス 赤ちゃんの一族 第1組曲~ポリチネロ
ショパン エチュード 黒鍵
ソレール ソナタ 第34番
リスト コンソレーション 第3番
とても小柄な方で、曲の終わりごとに鍵盤にきっちりと体重を乗せていく奏法が印象的でした。
個性的であることをよそおうというのではなく真に個性的、そしてすっごい演奏力。
たとえ少々はずしたとしても今日のこの人なら何とでもしてくれる、と些細な事を全然気にせず
音楽に没頭できる演奏会がたまにあるが、本日がそうでした。実力者ですね。
リピートなしでどんどん進められるゴルトベルク、初めてこの曲を長くないと感じました。
シンプルに弾かれた最後のアリアも大変良かったです。

バッケッティはトッカータからゴルトベルクへ続けて弾きますよとはっきり身振りで示していたけれど、
先月のトリスターノの時のようにはいかず、まさにゴルトベルクに入らんとした所で拍手が。
ファンなのか率先して手を叩いていた人がいたようで、プログラム後半になってもやっぱり拍手が入り、
最後はピアニスト自ら手で制止していました。

当初ちょっと売れ行きが鈍かったので、完売になって良かったです。
何を弾いてもとても上手いので18日京響とのモーツァルト協奏曲17番もきっと素晴らしいでしょう。

元町映画館のタチ特集も18日まで。郵便配達の学校とのんき大将に共通の教会の鐘の場面が笑えます。

  


by aliana-up | 2014-07-17 20:11 | コンサート


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